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1960年代にハーフ判カメラで写真らしきものを撮り始め、一眼レフカメラを手にした1966年には、それと真剣に向き合うようになりました。
始めは、その頃の誰もがそうだったようにモノクロでした。
その後、70年代/80年代を通じて、カラーの印刷技術もフィルムやプリントの性能も飛躍的に向上して、その頃に踏み入れた仕事写真の世界にモノクロの出番は、あまりありませんでしたが、この趣味写真では90年代に至るまでそれで撮っていました。それは、撮影済みフィルムをラボに投込むでなく、現像から焼付けまで自家処理の出来るのが大きかったと思います。
コダックのTri-X filmをISO320で撮影し、コニカのコニドールファインの希釈液で減感現像、それを富士のコレクトールのこれも希釈液にて三菱の月光2号に焼く一連の暗室作業にはデータも豊富に持っていたのですが、これら現像液や印画紙の入手が困難となり、決心して90年代半ばに撤退したのでした。
そして、エクタクロームです。
仕事にはフジクロームがデフォルトでしたが、僅かに黄色味の感じられるウォームな発色に私的写真ならエクタクロームに限りました。そのフィルムも今はありません。
図書室で手にした美術手帖の写真や映画/映像表現の特集で、Group f/64 のアダムスにウェストンを知り、Magnum Photo のデイブ=シーモアはアイドルでした。
ベンジャミンの「アウラ」を理解しようと『複製技術時代の芸術作品』を何度も読み返し、勿論アストリュックの映画理論にも出会って共感を覚えたものでした。
ここに掲げたのは、以来40余年にファインダに見た光景であり、現在の視野でもあります。
なので、ここでは la caḿera-stylo では無く、カメラ(と)万年筆です。
制作環境 : MacOSX 10.6.8 + iWeb3.0.4
検証環境 : MacOSX 10.11.4 + Safari9.1 / Google Chrome50.0.2661.102
WindowsOS環境での検証は行っておりません